サロンワークにおける`俺流`薬剤コントロール(8)〜リボルバーの話8〜

2013.01.28 Monday 10:57
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     さて、今日はリボルバーの話最後となるリボルバーMIX(スピエラ)の話です。



    最後であって僕の最初にリスペクツで発売した記念すべき薬剤でもあります。



    発売日は2006年10月25日。


    もう6年も前になります。



    なので、テスト開始を含めると僕がスピエラにかかわって7年がたちました。



    それ以上前から「髪とダメージ」についてずっと考えていました。



    頭で考えるより行動しちゃう僕は当初メーカーでの販売ではなく、


    「自分のサロンと仲間だけつかってくれればいい」


    との考えの元、僕のサロンShantyのオリジナルの薬として作っていました。。。


    今考えるとゾッとしますね 笑


    リボルバースピエラが店に200本とか届くんですよ!

    2液とか合わせたら店内スピエラ一色です 爆


    配送業務やすべての処理を店でやるなんて。。。



    売れればいいかもですけど、スピエラのみですw


    そんな事は一切考えずにとりあえず進んでやっていた時に


    今のリスペクツメンバーとも出会いました。



    開発中はmixiで美容師仲間といろいろ話しあったり、テストしてもらったり、

    ほんと現場で出来た薬って感じでした。




    丁度その発売間近まで近づいてきた時に


    リスペクツもメーカーとして産声をあげようとしている時でした。



    ディーラーの2代目として何か新しい方向を模索していた現社長「山上」


    ディーラーとして働いていたが、新しい事を自分達で起こしたいと考えていた

    マネージャー「帝」と「湯本」



    帝とは手探りで開発はじめた当初からの付き合いでしたので、


    「メーカーやって何か作ったらウチ持ってこいよ」

    「戸石さん(兄ぃって呼ばれてますけどw)が作ったのもいつかウチで売りたいです」


    なんて会話をしてたっけ。。



    今でも覚えている帝の一言がある。



    「在庫かかえて販売する大変さ知ってますか?

    戸石さんは美容師でしょ?現場とお店しっかりやってください。

    戸石さんが作ったモノは戸石さんの意思と一緒にリスペクツが引き継ぎます」



    と、、(あれ?こんなカッコ良かったっけ帝。。爆)



    まー思い出なんで美化されているとは思いますがだいたいこんな感じです 笑




    この言葉があって僕はリスペクツの一員になる事を決めました。



    「現場美容師であるという事を最優先してくれた形で薬剤開発だけを僕が担当する」



    これは今でも守ってくれていて僕は安心して自由に作ったりテストしたりする

    事ができています。



    後ろにリスペクツメンバーがいるから。


    山上・帝・湯本は僕にとって信頼できるかけがえのない大切な仲間なわけです。


    僕が作ったモノを良い形で世に広めてくれる。




    みなさんにとってのスピエラは酸性領域でかかる薬とか質感が良いとか


    っていう使い手の気持ちがメインであると思います。


    僕にとってのスピエラは


    「人との縁をつないでくれ、想いを形にしてくれた思い出深い還元剤」です。


    クッサイ香りを嗅ぐと当時を思い出して涙出てきます 爆



    あー結局話長いですね。。すいません 汗



    ブログ書きながら昔の事ばっか思い出しちゃって

    全然筆が進まないからスピエラ最後にまわしたんです。。。



    自分で作った薬すべてにドラマがあって、裏の成分表記やスペック見てると


    その当時考えていた事ややっていた事、話していた事がリフレインしてくる。


    雑だった部分や考えがいたらなかったトコや、思い込んでいた部分とか


    昔の懐かしいアルバムをのぞいているような感覚になります。




    。。。








    さーさてそんな思い出にひたりながらリボルバーMIX(スピエラ)のスペック行きます!!







    リボルバーMIX (1A+1Bを1:10で混合して使います。)

    混合時 pH5.0 スピエラ 1.8% システアミン0.5%

    対象毛髪は ミドル〜ハイダメージ 


    2006年当時 スピエラは昭和電工が開発した新還元剤として様々な

    メーカーからこぞって発売されていました。


    「弱酸性領域で脅威のウェーブ形成力」

    「両親媒性でアルカリ無しで浸透するからダメージレス」


    これがフレコミでした。

    通常のチオやシスアミやシスはアルカリで活性なのに対して

    スピエラだけは酸性域で活性しウェーブ効果が上がるという還元剤。


    世はシステアミンカーリング剤ブームのまっさかりで、その中での新還元剤の

    発売に僕達もこころおどりました。


    発売当初の問題点は作業中の臭い!!!

    相当な臭さでした。サンプルテストとかしたくないくらい 笑



    でもそれを忘れさせるくらいのプルッとした独特の質感。


    そして、アルカリ悪と考えていた当時の僕には(今は違いますよw)

    奇跡の薬だって感じたんです。


    ハイダメージでも怖がらなくて大丈夫って思いました。



    初期のスピエラは問題点として、

    ・臭い
    ・カラーの退色(pHが低かったり還元力が高い事など)
    ・かかるけど持たない(ドライでだれやすい)
    ・ミドル〜ハイダメージ毛には良いが、そんなダメージじゃない部分のかかりが弱い


    など質感は良いけど。。。な面が多く存在していました。


    今から考えれば当たり前の事ですが、側鎖結合のひとつである塩結合を斬らずに

    シスチン結合でウェーブ形成するわけですからある程度まではかかるけど

    部外品やアルカリカーリング剤と比べると弱い作用に感じたわけです。


    ソコから、第二世代のスピエラの登場となりました。


    スピエラは使うたびに混合して使うのですが、スピエラの原液が入っている

    方には1:10で使うので10倍くらいで1.8%になるように18%くらいの濃度の

    ものが入っているのですが、水と合わさると変化してしまう為水ではない溶剤と

    組み合わせてあるんです。(1Aの部分の話です)

    この溶剤を変えることで

    ・かかり具合の向上
    ・カラーの退色が少なくなる
    ・臭いの緩和

    などすべて完全では無いのですが初期スピエラより不満点が改善されていったのです。


    僕も新しい溶剤で1Aを作ってもらい1Bは同じで旧タイプとの差が出るかのテストを

    重ねました。


    が、、、


    つかここで気づいた事が僕のダメージに対しての今の考えのベースになっているんですが、

    かかるけど毛先の質感が前よりボソッとするんです。


    質感重視のスピエラなのに質感あんまり良くないってどうよ!


    そして「しっかりかかるって事はダメージも進行している」って事なんだって

    考えられるようになったんです。

    で何度テストしてもどうしても毛先の質感が気に食わず、かかりゃいいってもんでも無いし、

    ダメージ毛に安心できないならたとえ臭くても現状のままで十分という結論にいたりました。


    そのまま6年変わらずです 笑


    僕はいろいろ触りましたけどこのリボルバーのスピエラの質感を超える
    質感は他で感じたことありません。(好みもありますけどw)


    なので変えてないんです。

    臭くても使いドコロが狭くても「使った時に安心である」を考えているからです。


    まー傷むんですけどねそれでも 爆


    スピエラの質感を活かすために1Bにはセルロース系の硬さのある皮膜を

    チョイスしたり、ハイダメージに使用する事を前提としてそこだけ見て処方組んだモノが

    リボルバーのスピエラです。





    今回も長くなってしまったのでこのへんで 汗


    次回は剤の選び方はちょっとした応用の使い方とか

    書こうと思います。




    では!





    category:戸石のパーマな話 | by:しゃんてcomments(0) | - | -
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