エアウェーブ(3) 〜デジタルパーマ〜

2007.03.11 Sunday 14:28
0
    なんか前回からかなり日をおいてしまいましたね(苦笑


    すいません。


    前回までの話ですがエアウェーブとデジの違いって少し理解できたでしょうか???

    そんな差は無いという事が理解していただいたことと思います。


    ではではですね。

    ホット系と言われるデジやエアやコテ。

    これと通常のパーマって何が違うんでしょう。



    。。。




    わかります?





    パーマの原理から話しましょう。

    簡単にいきますよ。

    ペプチド鎖をつないでいる側鎖結合を切断してロッド系に再結合する
    って事ですね。ウェットになることで水素結合が切れる。アルカリ剤によって塩結合が切れる。膨潤して水分で膨らんだ状態で還元剤がシスチン結合を
    切る、軟化する。
    ロッド系にずれる。 それを2剤で酸化してロッド系の状態に固定する。

    すごく簡単に言うとこんな感じですね。


    この1剤放置後から(性格には放置中も)2剤をつけなくても酸化ははじまって不安定なシスティン2分子となったシスチン結合は元の安定した状態に
    戻ろうとしています。


    ここで一つポイントがあります。 この酸化というシスチン結合を再結合させるときの水分量とウェーブの安定がかかわっているんですね。
    どういう事かというと通常のパーマって濡れているときに2剤塗布しますよね?

    このときの水分量=ウェット状態(水素結合が切れている状態)で一番酸化が
    おこなわれています。

    なので普通のコールドパーマの工程では水素結合が切れている状態、
    すなわちウェットの状態がウェーブが安定していてドライすると水素結合が
    もどってきて不安定な状態=ダレるわけなんです。
    ウェットでキレイなウェーブがでててドライするとダレるという話です。


    ではでは、ホット系パーマってどうなんでしょう?


    デジパー:1剤水洗後にホットロッドを巻いて熱で乾燥させています。
    この期間がクリープです。 でも熱が高くなればなるほどタンパク変性は
    進み髪が硬くなります。 そこそこの還元剤のパワーも必要です。

    エアーウェーブ:ロッドを巻いた状態で1剤を塗布します。
    でロッドを巻いたまま中間水洗し、50度程度の熱で加温15分。
    その後ロッドにバッキュームをとりつけ髪に風をとおして乾燥させます。


    コテパー:1剤水洗後にある程度までドライして高温のアイロンで
    形をつけます。




    これって皆似たようなことしてるんで兄弟みたいなもんですよね???
    でもかかり具合って違いません?
    コテでクルクルに巻き髪調ってむずかしくないですか???


    コールドとの差は乾燥しているときに2剤塗布ってだけですよね?
    熱・乾燥って事が中間処理に入るという事にかわりはありません。
    なのになぜかかり方が違うのでしょう???


    おっとその前に共通点もありますね(汗

    それはどれも乾いてきたときにウェーブが出るという事ですね。

    その話を先にしましょう。
    コールドの原理で話した話を思い出してみてください。

    そのときの髪の水分量=水素結合の結合率と、ウェーブ形成が安定する
    水分量とに関係があるという話です。

    乾燥状態で2剤塗布されて一番酸化されるのが、乾燥状態=水素結合が
    つながっている状態になるので、ホット系パーマは乾いた状態がウェーブが一番安定するんですね。
    (ここで言う安定とはウェーブがキレイにでている状態)


    なので、乾いた状態が安定なので、水素結合が切れているウェット状態では
    不安定になってダレるんです。

    わかりますか???


    ドライするとウェーブが出てくるのではなくて、ウェットにしたから
    ダレたんです。


    1剤水洗後からある程度酸化が始まっているとして、じょじょに熱や
    風の影響で乾いてきて水素結合はどんどんどんどん再結合している
    状態で2剤が塗布されるのですね。

    なので乾燥工程中からシスチン結合の再結合がおこなわれていて
    乾燥時に一番再結合がうながされるので、水洗後にウェットで不安定になっているので乾いてくるとウェーブが出るという錯覚をおこすのです。

    でも錯覚なんですね。同じことなんですが正確に言うと、
    乾いて出たのではなくて、乾いて安定していたウェーブを濡らすことで
    不安定にしてしまったので濡らしたからダレたという解釈になるわけです。



    ここまでは理解できたでしょうか???



    では次回最終回は、何故デジ・コテ・エアでかかり具合が違うのか?
    についてお話したいと思います。

    ここまでの原理をしっかり覚えてくださいね(^^)☆


    category:ケミカル的なコラム | by:しゃんてcomments(2) | - | -
    Comment
    よく考えたらエアウェーブってたいそうな機械買わなくっても 巻いて 薬液付けて 放置して 流して ホットミスト(スチーム)かけて お釜ドライヤーで乾かせて 2剤したら おんなじですよね〜〜

    どう思います??
    • パーマ屋
    • 2007/03/20 12:44 PM
    パーマ屋さんコメントありがとうございます。

    そうですね。間違いではないと思いますよ(^^)
    手間隙かけるか、機械で楽にやるかって差だけかなって思います。
    ただ、巻き込みの回転数が多い場合は毛先の乾燥不足が気になりますね。
    それと、1剤の水洗。アニオンロッドなどの隙間ロッドじゃないとこれも毛先に1剤が残る恐れがあって不安もありますね。

    あるていど理屈っぽい部分がわかってくれば機械は無くとも似たような質感はでてくると思います。

    でも、それだけじゃなくて、一つ一つの作業にも見落としてはいけない点があると思うので、
    細かい部分まで考えてやるとうまくいくと思います。

    中間のミストもその後に遠赤などで熱もあてて
    乾燥させる方向にもっていかないと、いつまでたってもお釜で乾かない感じになっちゃうので、そこも考える余地ありですね。
    いろいろやってみると楽しいと思いますよ☆
    • シャンテ
    • 2007/03/21 2:30 PM








       

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