リボルバーシリーズのできるまで。

2007.05.07 Monday 15:21
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    今日はサロンが暇です(泣


    なのでリボルバーというか僕がどういった感じでリボルバー他商品を
    作っているのかをお話します。


    ミクシイの仲間の中にも勘違いしている方も多いと思うんですが、
    基本的には製造はオレンジコスメさんに依頼しています。

    そして、僕自身その道のプロでは無いし研究もしていないいわば
    素人に毛が生えたようなもので知識も経験も乏しいわけです。

    なのでアイデアとか基本的な骨格だけはお話して後はオレンジコスメさんの
    研究員の方にお願いして形にしてもらっているんです。


    僕は美容師であって商品を使うことには長けていますがそれを作り出す
    プロではないので、もっと勉強してくわしい方なんかは全て自分で処方を
    組んでそれを工場に出して作ってもらうという形を取るすごい人もいるんですが、僕は基本的には「バカ」の部類に入りますのでそこまで全部を計算する能力は無いのです。


    なので僕の商品作りは研究員の方があってこそなわけです。


    最初の頃はいろいろあれもこれもとクチを出していたときもありました。
    自分の中で狭い枠の中だけで「俺は知識もあるしすごいぞ」って調子に乗っている部分もあったんです。

    でも研究員の方とのやりとりの中で「自分は井の中の蛙だったな」って本当に思ったんです。

    餅は餅屋じゃないけど、その道のプロの仕事と、ちょっとケミカルにくわしいというだけの僕じゃレベルが違いすぎることに気がついたんですね。



    じゃ〜僕が僕らしく良い商品を生み出すためにはどうすれば良いのか?


    美容師という特性を生かした商品作りとは?


    入っている原料がペリセア入ってるからすごいとかそうゆうマニアックな
    部分ではなくって実際使ってみて良いか悪いか。

    この1点だけに絞ろうと思ったんです。


    それと使う原料。添加剤です。ここに関しても今までたくさんの商品を触っていたおかげでどんな原料がどんな手触りを生むのか?
    これを何となく指先で記憶しているのでそれを生かそうって思ったんです。



    具体的にどのような工程をふんでいるのかと言うと。。。


    例えばリボルバーハードシリーズのチオだとします。


    最初に商品イメージを考えます。

    コンセプトみたいなもんです。

    リボルバーミッションパワードTAはチオらしくないチオにしたかったのですね。

    テーマは「チオのパワーとシスの風合い」でした。

    サブテーマは「残留アルカリを残さない」

    アルカリは害ではないのですが出来れば少ないほうが良いし、
    残りにくいものを最初から入れたほうが良いと思っていたんです。

    リボルバーの最初の商品は酸性のスピエラだった為にそのイメージが
    ある中でハードシリーズとはいえ普通のチオは出せないので、
    いかに質感を良く仕上げるか。

    ここに重点をおきました。


    最初におおまかな骨格を決めるのが僕の役目ですので、
    このテーマを研究の方に伝え、それに対してPH・還元剤・添加剤を
    決めます。


    チオでしっとりを目指すわけですから、イメージとしては脂質系統かなって
    思ったわけです。

    セラミドですね。

    このセラミド一つとってもたくさんの数があるわけです。

    ここからが僕らしさなんですが、お薬に入れてもらう前に全て原料のまま
    サンプルを貰います。
    リボルバーに入っている成分のほとんどは原料のまま最初に使わせてもらうのです。

    その原料を水で希釈して実際に使ってみて単体での質感を指先に記憶させていきます。
    それこそ何10種類もの原料をテストします。

    セラミドとケラチンなどのPPT類を入れようと思ったら、
    30種類程度でしょうか。


    それが何にでも混ざる原料なら良いですが中には混ざりにくいものも
    あるんですけど、2,3種類ピックアップしてそこから最初のサンプル作りに入ってもらいます。


    それとPHと還元剤と濃度をきめます。

    PHも最初は7から始めて0,5きざみで同じ処方で送ってもらって
    実際使ってみて使いやすいPHを探るんです。

    同時に還元剤の濃度や種類も増やしたりします。
    チオ・シスなど還元剤でもかかり具合や仕上がりの手触りが変化するので、
    これも0,5きざみで濃度とバランスを調整します。
    今回は最初はチオのみでいこうと思ったけど、そうするとチオ独特の硬さのようなものが最後のしあがりで若干感じられるのが嫌だったので
    サルファイトを入れました。
    これもチオの濃度とのバランスでかかりが悪くなったり、あんまり質感が
    よくなかったりするので0.5%とかっていう少しの濃度の上げ下げで
    バランスを組んでいきます。


    さらにこれらと同時に、添加したPPTやセラミドとかの配合量の
    バランスもみます。
    これは単品で使用した感覚と、いろんなものと混ぜた感触が違うから
    なんです。


    これを友人とかに言うと「なんでそれがわかるの?」って驚かれるんですが、サンプルに配合されたPPTの0,5%の差を感じるんです。


    これをあと0,5%増やしてこっちを0,5%削ってくださいとか
    そんなやりとりをメールでしはじめます。

    一個一個細かくやってもらうと大変なので、たとえば

    「最初のサンプルよりもPHをアルギニンで8にして、還元剤のバランスを
    チオ+サルファイト4:1にして、添加剤のセラミドを○%・ケラチンを○%・大豆を○%にして調整してもらえますか?」


    という感じでイメージと仕上がりから伝わってくるギャップを埋めていくん
    ですね。


    そんなこんなで何十回かのやりとりをして細かい箇所をつめていきます。

    妥協はしたくないので納得いくまでやります。


    そうして100%僕が満足いくバランスに仕上がったら、サンプルを
    実際配って評価を他の美容師さんにしてもらって発売となるのです。


    なので、僕は化学の知識もそんなに無いですし、正直他の人と
    比べてすごい部分は無いんです。


    ただ美容師としての感覚を頼りに細かい差を埋めていく感覚が
    多少優れているのかもしれませんが、たいした事は無いです。



    ケミカルにくわしいから薬を作れるわけじゃなくって、実際使った
    感触で添加剤まで決めるから結果的に良いと思われるものになったのかも
    しれません。


    そんな流れで一つ一つの商品は僕と研究員の方の二人三脚で
    形になっていくわけです。


    妥協した商品は一個もありません。



    これからもこんな感じで指先で感じる部分を大事に商品作りをしていきたいと重いますので、皆さんヨロシクお願いします(^^)
    category:リボルバー | by:しゃんてcomments(0) | - | -
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