最近のホット系パーマについての考察

2008.01.17 Thursday 16:37
0
    だいぶ遅くなってしまいましたけど、あけましておめでとうございますm(。。)m


    今年は、ちゃんとブログ更新します(汗)


    さてさて本題ですが、最近パーマメニュー多くないですか???

    雑誌なんかでも結構いろいろなパーマメニューが登場しています。


    酸性パーマなんて言っていた時代が懐かしいですね〜(^^)

    ちょっとおかしいだろ?ってのも中にはありますよね?


    コスメパーマ:化粧品のカーリング剤を使ってかけるから傷まない安心パーマ。

    プルプルパーマ:プルプルになります。

    クリームパーマ:クリーム状のトリートメントのお薬を1:1:1で混合してやさしくかけます。

    スピエラパーマ:酸性のカーリング剤スピエラを使ったダメージレスパーマ。

    などなど。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。ーー;


    これって、メーカーさんが出している薬そのままネーミングしただけっちゃ
    しただけですよね。

    問題だと思うのは、全てダメージヘア対応であるという点。

    健康毛の人は断るんでしょうか?

    やはり、お薬でのメニュー展開って厳しいと思います。

    そもそも素材のダメージの判断があって薬を選ぶことが大事なわけですから、なんでもかんでもメニューにしてしまうと「かからないから結局チオかぶせた」とか「すぐとれた」なんてことのなりかねない気もします。

    あおるのは良いんですが、僕の知り合いのサロンのほとんどが上記の薬は使いつつコントロールしているからあえてメニューになんてしません。

    パーマとかの薬や処理剤って僕の個人的な見解ではありますが、
    それで高いお金を取るためのものではなく、お客様との信頼を築くものでる
    と考えます。

    ちょっと何か仕入れたから即メニューでは信頼されるんでしょうか?


    だいぶ脱線してしまいましたけど、ホット系パーマと呼ばれる分類。


    これは技術がいりますよね。

    デジタルパーマ・エアウェーブ・コテパーマなどなど

    熱が入ることによって操作がむずかしくなる分、通常のパーマの薬だけの操作では出来なかったウェーブが形成できますね。

    技術といったのは、熱をともなうということは髪が傷む要因も増えるという点です。

    デジタルパーマは3回くらいかけるとかからなくなる。


    なんて言う人もいますけど、本当にそうなんでしょうか?

    基本的には、温度と時間のコントロールでかなり回避できるはずです。
    どんな状態であろうと決められた薬剤を使って決められた温度でやって
    いれば傷むはずですよね。


    前にエアウェーブについてかなりくわしく書いたのでここでははぶきますけど、原理を知って応用させるって事を考えています。

    デジタルパーマや、通常のパーマをもっと進化させられないのか?

    ここにはクリープという原理も入ってきます。
    クリープについては僕の師匠の一人でもあります、群馬県にあるコレクションの田中さんのブログがかなりくわしく載せていますのでごらんになってみてください。

    ようするに「ずらす」って事です。

    この「ずらす」をよりずれやすくって考えてみました。

    クリープには二つあります。まずはCMCという間充物質の層が緩むことによるコルテックスのずれ。

    もう一つには、還元終了後におこなう工程なわけですから、側鎖結合が切れ
    ずれやすくなっているということでのずれ。

    ここにクリープするまでの時間ということが加味されますね。

    ロッド系に安定するように時間をかけてずれていく細胞たち。
    (文献などには30分となっています)

    じゃ〜こいつをより効率良くずらそうって考えています。


    CMCのズレであれば、湿熱(蒸してある状態)のほうがよりずれそうかな。

    酸性の薬剤よりもアルカリの薬剤のほうが塩結合切るからずれやすいかな。

    ずれる前に乾燥させてしまったら水素結合がくっついて髪の強度が増してしまうから乾燥前にいかにずらしておくか?またずらしたものを乾燥させることでよりウェーブ形成は乾いたあとも再現性が高いのではないかな?

    じゃ〜まとめるとエアウェーブってこと?

    ま〜そうゆう事になります。


    が、もっとずらしたいと考えるのであるならば。。。

    そう、クリープ=乾燥と勘違いしているひとが多いけど実際は、
    ずれる=湿熱 固定(安定)=乾燥+時間であって、どっちかがかけてしまうと、うまく行われないと思うのです。


    エアウェーブをやっていて気になる点が一点。

    キャップして温風あてるだけで本当にロッドに温度が伝わっているのか?

    あと乾いちゃったりしてません?

    クリープに関しては中途半端な気がするんですね。

    逆にこの湿熱をうまく利用すれば温度が低くてもかかります。
    そうデジタルパーマへの応用です。

    還元時間も短くても大丈夫になります。

    そういった意味で個人的に優秀な機械だと思うのが大広のオーディス2。

    ロッドも軽いし、温度設定も3段階までできるし、低い温度から高温まで
    しっかりでるし、何よりロッドごとの温度ムラが少ないんですね。

    おっと。。メーカーの回し者じゃ〜ございません(笑)

    道具って仕事に影響しますから使いやすい道具が必要かなって
    思うんです。
    5万円でもそこそこのハサミは買えるけど20万以上のハサミ使っている人も多いじゃないですか?

    それに似たようなものです。

    パーマとデジタルパーマは同じパーマである。

    と思っています。

    クリープを利用するかしないか、温度をかけるかかけないかの差だけで、
    同じパーマの延長にあるものです。

    ホット系パーマを特殊と思って機械と薬とマニュアルに頼ってしまうから失敗してしまうわけなんですね。

    理屈はどれもほとんど変わらないわけですから、使いやすい機械と使いやすい薬と、自分の経験を信じて技術向上にはげめばよいわけです。


    そんなわけで、オーディス2を使った湿熱クリープを強化させたデジパーの方法でっす。


    たいしたことしてないです(汗)


    付属している、断熱の白いパッドありますよね?
    その断熱パッドをビショビショにぬらします。


    中間水洗後に中間処理をして、ロッドを巻きます。その巻いたロッドの上から濡れたパッドをくるんでゴムかけます。

    それだけです(笑)

    温度は80度設定。

    80度で10分入れて、パッドをはずして60度で3〜5分で完全乾燥させます。クーリング5分いれます。

    80度でもパッドでくるんでいるので内部で蒸されている温度は60度程度だと思います。
    蒸すことで満遍なく熱がくわわりますから中間のリッジがきれいにでます。

    ただ乾燥もさせないと乾いてダレるウェーブになるので、温度を下げて
    さらにクーっリング時間も利用して乾燥させています。


    薬は使いやすいものでOK。

    ちなみに湿熱利用の一番の利点は酸性などのスピエラをしようした場合でも
    湿熱によって膨潤してずれやすくなりますので、スピエラを使用してもキレイなリッジと大きいカールが出ます。


    ちょっとした工夫でお金をかけずに傷みにくくかつ効果的にウェーブ形成できちゃうわけですね。
    あとは、1剤の選定や1剤の放置タイムを調整すればもっと傷みにくくなるわけです。


    長くなってきたので、コールドのパワーアップ湿熱利用はまた次回に!


    ウチのサロンではすでにサーモセラピーウェーブとしてメニュー化している
    ものです。
    一年前から構想をねり、ずっと暖めてきた方法論です。

    これにあわせて2種類の処理剤もまだくわしく話せませんが開発して、
    あとは発売を待つばかりの状態です。

    今年のリスペクツはリボルバーに、クリープの方法論に、処理剤の3つの柱で皆様のお役にたてるようにごんばっていきますので、今年もリスペクツをどうぞよろしくおねがいいたしますm(。。)m

    category:ケミカル的なコラム | by:しゃんてcomments(12) | - | -
    Comment
    いつも、勉強になるお話ありがとうございます
    いつもはリボルバーで前に教えていただいた
    ケラキュートγ
         ↓
    ラメラメ1(ハホニコ)薄く塗布
         ↓
    増粘したアシッドを付け巻き
         ↓
    60度10分くらい
         ↓
    テストカール

    でやっているのですが
    サーモセラピーウェーブの場合最初のスピエラのテストはどのように行えばいいですか?
    又サーモセラピーウェーブとホットパーマの違いが知りたいのですが

    質問ばかりすみません 新しい処理剤楽しみにまっています 
    がんばってください
    • 中村 りさ
    • 2008/01/18 8:13 AM
    ■中村 りささん

    フルネームでありがとうございます(笑)

    今回デジで書いた方法は通常のデジタルパーマを効率良くかける方法です。

    乾いてキレイなリッジが出る感じです。

    ホットパーマはどちらかと言うと加温式パーマの応用です。内側から熱が加わり蒸されることでCMCのクリープもすると思いますし、前処理に使ったγやラメ1も浸透しやすくなります。

    熱が加わることで酸性のスピエラでもずれやすくなってかかりが良くなるわけですね。

    ただ、付け巻きで薬剤がついている状態での加温ですから状態によっては傷みがひどくなる場合もあると思うのと、デジロッドなためさまざまなスタイルに応用しきれないと思うのです。


    サーモセラピーの場合はくわしくは次回のブログ更新時にお話しますが、アニオンロッドを使います(通常のエバーでも可)ので、ショートだろうが、ロングのスパイラルだろうがスタイルを選ばないで、ホットパーマに近い仕上がりになるんです。

    デジタルパーマよりは乾いてリッジでにくいけど、コールドよりは大きくダレにくいカール形成になります。

    ロッドが何でも良いのでスタイルを選ばないで使えるメリットがあります。それとテストカールの段階でコールドよりも甘めのカールで水洗してサーモに入るので傷みはコールドよりも少ないのですね。

    それに新商品であるサーモの効果をより引き出す処理剤が加わってスタイルの応用範囲が広くなる感じなんです。

    薬をつけたままの加温か水洗後にクリープをより効果的に使って素材のダメージを最小限に抑えるのかという差がありますね。

    これからもよろしくおねがいします(^^)
    • シャンテ
    • 2008/01/18 1:25 PM
    お忙しい中丁寧なご回答ありがとうございます



    次のブログが本当に楽しみです

    こちらこそよろしくお願いいたします
    • 中村 りさ
    • 2008/01/18 2:23 PM
    ■中村りささん

    いえいえ、何でも聞いてください(^^)

    これからもリボルバーともどもよろしく
    お願いしますm(。。)m
    • シャンテ
    • 2008/01/18 5:07 PM
    はじめまして!

    はじめてコメントさせていただきます!

    このブログを読ませていただき、サロンでさっそく試してみたりしているのですが、一つ質問があります。

    ワインディングなのですが、うちはわりとデジパーとかだとかなりスライスを厚めで巻くのですが、しっかり中まで熱が加わっているかが疑問です。。。

    なのでついつい熱を当てる時間を長くしたりしていまうのですが、そうするとこのやり方では本末転倒かなと。。。

    お取引はしていないので失礼かと思いますが、ぜ教えていただければと思います!!
    • カリスマロチャ
    • 2008/10/24 6:33 PM
    ■カリスマロチャさんへ

    コメントありがとうございます。

    試していただいてうれしいです^^

    ご質問の返答ですが、ウチではスライス薄いです。

    まずは、通常サロンさんより1剤放置時間も短いですし、コールドの薬でデジをするときもあるくらい還元をしません。

    ロッドも平均20本はいれますので決行薄いと
    思いますね。

    薬もスピエラなど弱い薬を使用する場合も多く、放置時間は5分〜10分程度です。

    なのでスライスが厚いと熱は加わりにくいので
    スライスは薄く、熱の伝導をよくします。

    そうすることで、ダメージの負担は軽減でき、かつ中間なども熱がしっかりくわわるので
    乾燥もしやすいですし、しっかりかかるようになります。

    逆にかからないからと言って熱を高くしたり、時間を多くしたり、1剤の還元を多くしたりするとダメージが大きくなりますよね。

    髪へ対する負荷を減らすためにワインディングの時間はかかりますが、薄めでロッドも20ミリ、22ミリなど細めを使ってかけていますよ^^

    いろいろやってみてください^^
    取引関係なくまたコメントくださいね!
    • シャンテ
    • 2008/10/24 6:52 PM
    お返事ありがとうございます!!

    ということは毛先のそぎが入ってるところとかは中間処理をどのようにされてますか??

    僕はミディアム以上のときのパーマの場合はアウトラインはほとんど梳かないのですが、新規のお客様で長さをあまり変えずにというオーダーの場合どうしても軽さが気になってしまい、結果スライスを厚くしてるという感じなのですが。。。
    • カリスマロチャ
    • 2008/10/24 9:29 PM
    ■カリスマロチャさん


    御質問ありがとうございます^^

    毛先のそぎの対応ということですが、

    中間処理で何かしようとするって感じではないです。

    それ以前の薬の選定を変えます。

    毛先は一見同じダメージに見えてもダメージが進行していることが多いと思うんですね。

    なので、中間に使う薬と毛先に使う薬は最初から塗り分けます。

    中間に使うお薬を水で薄めたりして半分程度のパワーにしてしまうことが多いです。

    それもダメージレベルに応じてですけど。

    そうすることで、毛先の還元はすくな買うなるので、薄くそがれていてもかかりすぎることは無いのですね。

    そういった形をほとんどのケースでウチのサロンではとっています^^
    • シャンテ
    • 2008/10/26 3:12 PM
    お忙しい中ありがとうございます!

    早速今日試したところ、お客様に伝わるくらい変化がありました!!

    時間も短くなったし痛みも少ないし、何しろリッジがキレイにくるんとでて感動でした。

    これからも拝見させていただきますので、お互いがんばりましょう!
    • カリスマロチャ
    • 2008/10/26 7:24 PM
    ■カリスマロチャさん

    良かったですね^^

    お客様の笑顔が一番ですよね。

    これからもより良い技術を発信できるように
    僕もがんばります^^

    よろしくおねがいします☆
    • シャンテ
    • 2008/10/27 4:08 PM
    またまた質問です。

    最近のお客様って結構毛先に熱処理の施術がされていることが多いように感じます。

    そういった方にホットパーマを施術する際のおススメの前処理の仕方などありますか??

    うちではβレイヤーミスト→三種混合5倍→ラメ1って感じなのですが、ぷるぷるさせたいんですよね。。。

    一度炭化してしまったら難しいですかね。。。

    前処理だけでなくいい方法があったらぜひ教えていただきたいです!!

    質問ばかりすみません。。
    • カリスマロチャ
    • 2008/11/10 5:44 PM
    ■カリスマロチャさん

    前処理に対する考え方なんですけど、僕は前処理とは「素材の均一化」だと思っています。

    前処理って一剤処理後にお流しすることによってほとんど流れてしまうので、前処理主体にすることはあまり効果的ではないと感じているんですね。

    なので、薬の塗りわけをしつつ、必要なハイダメージの部位にのみ3種混合のみで前処理
    とか、あくまで保護的な意味合いで使うべきかと思いますね。

    ホットパーマにおける処理のウェイトは中間処理と後処理にあるかなと思います。

    1剤水洗後に、ラメ1を塗布して流し、ワインディング時に3種混合ベータ割を塗布して熱。

    パーマは基本的にはパーマで考えてやり過ぎないこと。
    そして、プルプルに仕上げたいのであれば後処理にウェイトをおくことも必要かと思いますね。

    前処理を重視してしまうと1剤の反応がにぶるので読みにくくなるように感じています。

    後処理でラメをつけたりそうゆうことで、
    変化をつけるのが良いと思います。

    かなりのダメージになってしまうと、ケラチンなど吸着しにくくなるので毛先にはポリKでしたっけ?ポリフェノールのようなものを使って(お茶とか)PPTの吸着をよくしてあげるのも
    毛先まで均一に良い質感を出すのには手かもしれないですね。

    ホットパーマは蒸すわけですから、この蒸している加温時間を有効に使ってあげて、足りない部分はあと処理で補うようにウチでは考えています。
    • シャンテ
    • 2008/11/10 7:21 PM








       

    Calender
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << May 2019 >>
    Selected entry
    Category
    Archives
    Recent comment
    Link
    Profile
    Search
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM