薬と処理剤の微妙な関係

2009.01.14 Wednesday 21:27
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    今日のテーマはずばり「PPT」などの処理剤についてです。



    案外あまり僕が論じているのを聞いたこと無いのではないでしょうか?笑




    最近は還元剤ばっかりですもんね。




    還元剤=パーマ液
    処理剤=PPT


    って意味でお話していきます。




    基本的に処理剤と言われるPPTのたぐいってたっくさんありますね。
    各メーカーさんからも販売されています。



    リスペクツでは「処理は最低限で還元剤(お薬)の力を最大限発揮して
    ウェーブ(カール)を作ろう」ってことで講習活動などおこなっているわけなんですけど、じゃ〜シャンテは薬しか使ってないのか?
    と言われるとそんなことは無いです。




    ただし使い方が違うというか考え方を整理しています。



    よくありがちな、たくさんの処理剤をいろいろ計算?して髪にいっぱい
    何度もつけるやり方ってあります。それが現在の主流でもあるんですかね。



    ケラチンつけて、コラーゲンつけて、セラミドつけてみたいな
    複合処理のことです。



    それが間違っているって話じゃないんです。



    僕の中で思っているのが、「僕がやらないとダメな作業は極力無くす」ことなんです。


    どうゆう意味かというと、処理一つとってもたくさんやれば僕がやる場合と
    アシスタントにまかせた場合で塗布ムラや仕上がりに差がでてしまうと
    思うんです。


    で、たくさんの種類をつける場合、順序や分量、塗布する場所などなど
    気にするポイントがいくつかあってそれら全てを統一することは不可能に
    近いと思っています。


    ようは手出したくなってしまうか、もしくはやらせないかのどちらかに
    なってきてしまいます。


    これではスタッフも成長しないし、僕の手も空かないわけです。



    それにただ適当につけておくだけでいいってのも嫌ですよね。


    もしそうれで良いと思っているのだとしたら実際の処理剤の効果も
    わかっていないからそうゆうことが言えるとも言えますよね。




    実際にはほとんど髪には残ってないというか前処理として使用したものの
    ほとんどは中間で流れちゃうわけですので前処理たくさんしても
    効果がわかりにくいってのはあると思います。



    出来る限りシンプルで操作性の良い仕事をしていくためにウチでは、


    PPTの塗布量は基本たっぷりにする。
    (これはたっぷり塗布しても減力しすぎないようにたっぷり塗布して丁度良い濃度まで薄めて使用しているってことです)


    こうすることでスタッフ一人ひとりの塗布量のムラをなくします。



    前処理は、一箇所のみにする
    (これは毛先だけしか前処理はおこなわないということです)


    中間〜毛先にダメージ差が生まれやすいわけなので毛先の中間よりも
    傷んでいる部分にのみお薬の作用をゆるやかにする処理をしています。


    何種類もを塗布するのではなく大体前処理は1種類です。


    基本的に前処理はお薬の減力ですからおさえたい部分に少しで良いわけです。


    補修目的のPPTは中間処理におこないます。




    ではではでは、処理を行うにあたって「何をチョイスするか?」
    これ大事ですよね。



    とくにパーマにおいては重要です。
    何を処理するのか?が。



    最近は3つのカテゴリーに仕上がりイメージをあわせて処理剤のチョイスを
    おこなっています。



    1.硬さ hard
    2.潤い moist
    3.重さ weight


    何でもかんでもたくさん塗布するのではなく、サロンにある処理剤の
    役割を3つに分類するんです。




    hardであればケラチンとかですね。高分子ほど硬くなりやすいです。

    moistであればアミノ酸・ぺリセア・コラーゲンとか、

    weightであればクリーム系のセラミド処理剤とかです。



    パーマできにしなきゃいけないのはweightです。
    重くしすぎるとウェーブがダレてリッジがでなくなります。

    中間とかに塗布しすぎればリッジなんかでませんよね。



    素材に対して、全てが必要ではなく、3つのなかのどこにポイントを
    おく処理をするのか?を考えていくとシンプルな施術になりやすいですよね。



    たとえば、ダメージ毛ではあるけどすごい硬い毛質のお客様の場合、
    hardの部分はあまり必要ないはずです。
    よほどのダメージなら別ですけど。

    こういった場合は、前処理はケースにもよりますが、僕はmoistの処理剤か
    weightの処理剤で前処理します。


    流れちゃうとはいえ少しは残るので硬さのでるものは極力さける。


    ウェーブのコントロールは薬でするわけです。
    ケラチンが無いとパーマかからないわけじゃないですからね。
    パーマは髪のケラチンにかかってるわけです。



    中間処理では、あまりmoistやweightを使用するとリッジがでにくくなります
    からウェーブであれば、ケラチンがメインとなりますが、ここでも
    硬い毛質のお客様であればケラチンは使うけど、moistもミックスして
    硬すぎないイメージで処理します。



    薬によっても薬の成分的に硬さがでやすいとか、柔らかくなるとか
    、薬によって個性がでますから薬が3つのうちのどれにあたるのかも
    考えてくださいね。


    薬が硬いリッジあるカールを目指す設計なのにケラチンばっか
    入れてるとゴワつきが出ますよね。



    そう、処理剤の効果には効果がですぎて悪く感じてしまうものが大半なんです。



    ケラチンがうまく張り付くと硬さがでて、これがいきすぎればゴワゴワする。


    潤いも過ぎれば今度は髪のすべりも悪くなるし乾きにくい。


    重さも油分やシリコンがはりつきすぎれば重すぎて硬くゴワっとした
    手触りになってしまうんです。


    ようするに、処理剤の効果って適度だから感触が良いと思えるわけで、
    たくさん使ったから良いのではないってことなんです。



    バランスが必要なんですね。



    なので、1〜10まで全部使う必要って無くて、


    軟毛のお客様であれば極力weightにあたる処理はさけることが必要です。
    感触良くなるって思ってそうゆうものを使えばウェーブはダレるのが当然。


    軟毛のお客様なんかは、感触が柔らかいしっとり上がる薬をチョイスしつつ
    処理剤はケラチンとキトサン程度で十分なわけです。



    こんなにやったのに。。



    って失敗の場合はえてして使いすぎも原因だったりします。



    確かにweightの処理剤は質感も手触りも良いかもしれない。
    けれど、パーマにおいては邪魔になる場合も多くてリッジに影響してしまい
    ますよね。


    こういったことを計算して塗布するものはスタッフに指示して
    確実にやってもらえる仕組みが
    大切かなって思っています。



    スタッフもなんで僕がこれをここでチョイスしたのかイメージや
    疑問もわきやすく、質問も答えやすいので理解も早い。



    最初のマニュアルというかが結構大変ではありますが、
    営業がスムーズであるためにこういった考え方で、現在はやっています。




    講習などではもっとくわしくお話しています。

    というかまだまとめている最中です(笑)



    なので、これが正しいってわけじゃなくてシンプル工程のための
    イメージしやすいマニュアル作りって感じですかね^^




    意味がわかりにくい点もあったかと思いますが、素材に対してどう考えて
    何をチョイスすれば良いのかってのは少し理解いただけたと思います。





    あっでも、リスペクツでは処理剤のラインナップは増えませんので
    適当に他メーカーで御購入くださいね(笑)



    ウチが使用しているものも知りたければ教えますので、
    講習などでお会いした際にでも聞いてください☆




    処理剤だけで考えずに薬も一緒に考えるとおのずと必要な処理が
    うかんでくると思いますよ^^


    ちなみに、リボルバーの薬液はmoistとweightの中間くらいかなって
    感じなので、たいていのダメージはほとんど処理しません^^








    category:ケミカル的なコラム | by:しゃんてcomments(4) | - | -
    Comment
    いつも勉強させていただいています。

    中間処理で補修剤などを使用する時、タイムはどの位でいいのでしょうか?
    サーモセラピーウェーブのように、スチ−マーに入れないと効果は、あまりないのでしょうか?
    過水の2剤を使用する場合との違いはありますか?
    また、酸リンスを使用する場合、酸リンスは処理剤の後でいいのでしょうか?

    質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

    • マイクラ
    • 2009/01/28 4:26 PM
    ■マイクラさん

    コメントありがとうございます^^
    御質問の答えですが。。。

    >中間処理で補修剤を使う場合のタイムについて

    ヘマチンの処理をした場合は5分程度おいたほうが良いです。
    ウチの場合は全てのケースでヘマチンを中間処理に入れますので、PPTなど処理剤を塗布した後来るク水分をふき取ってヘマチン塗布して5分放置後に2剤となります。

    後処理にヘマチンも入れますが中間処理に使用する場合がパーマではおもですね、



    >スチーマーにいれないと効果がないか?

    そんなことはないですよ。基本的にはクリープは時間という概念なので自然放置でも効果はでます。クリープの促進という意味でサーモがあるわけです。
    スチーマーが無い場合は、中間処理+ヘマチン後にキャップとホットタオルをかぶせて遠赤で加温10分とかもありなんですよ^^
    パルッキーを2〜3分程度あてるのも効果的です。
    そのときの注意点としてサーモもそうですが、必ずクーリングで冷やすことも忘れずに!


    >2剤にオキシを使う場合

    中間処理にアルコールで希釈タイプのγケラチンを使う場合はアルコールを飛ばしてからじゃないと粉みたいなのがでてきますので、あまりおすすめしないです。
    ヘマチンはゆるやかにオキシを分解しますので
    濃い濃度を塗布すると酸化しにくくなりますのでヘマ☆YOであれば20倍くらいの希釈で薄めたものを使うと良いです。
    あとは塗布むらに気を配るくらいですね。


    >酸リンスを使用する場合

    そうですね。流れとしては処理剤塗布〜ヘマチン塗布5分放置〜酸リンス〜2剤ですね。

    2剤をオキシの場合は、オキシは中性からアルカリで活性ですので酸リンスしちゃうと酸化に時間がかかりますので、オキシを使う場合は酸リンスは無しで、水洗〜処理剤〜ヘマチン20倍〜2剤という流れになります。
    ブロムは酸性で活性なので酸リンスは必要です
    ね☆

    あとは、やってみた結果によって私用する処理剤を選別していけば良いと思いますよ!
    • しゃんて
    • 2009/01/28 5:02 PM
    詳しく、解り易く回答いただけて、本当に感謝です。
    正直いいますと、今まで剤の特徴や、ほんとうの必要性などを、あまり深く考えずに使ってました。失敗の理由も、こちらのブログで明らかになりました!!
    ありがとうございます。
    お礼おそくなってすみませんでした。
    また、質問させていただく事があると思いますが、よろしくお願いします。
    • マイクラ
    • 2009/01/30 10:32 AM
    薬や治療法の間の微妙な関係に非常に良い情報を共有していただきありがとうございます。本当に、中間処理が少なくなり、尾根を使用して重量可能性が高い湿潤されていることをtrueになります。








       

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